7月9日(土) 美波町のオキアミフカセ釣り


ここ一か月ほどいろいろあって

更新サボっていましたm(__)m

釣りに行っていないことはなかったのですが

釣果もイマイチで ついてない出来事が連発。


6月某日

うねりがきつく船酔いのため 釣り開始早々にダウン

ほとんど釣りをせず寝てた。


6月某日

タイラバするも巨大マゴチン連発でタイは

バラシまくって2枚と撃沈。




6月某日

カツオ釣りに行く予定が当日朝の天気予報が激変し雨風予報に。

港の近くまで来ていたが船頭さんと相談し中止に。

結果的には雨は降っていたものの べた凪でよく釣れたそうな。


6月某日

恒例のアコウ釣りであったが前夜より体調不良となり

他の方に迷惑をかけてもいけないのでドタキャン。


7月某日

夏恒例 明石のタコ釣りツアーの予定だったが

船のエンジントラブルのため、出船中止に。


7月某日

タイラバ名人の船に乗せていただき夜明けから良型入れ食い

釣り開始1時間で5枚釣れたので、今日は大漁だなと思ったら

日が昇って満ち潮が流れ出すとなぜか潮も濁って全然釣れなくなった。



釣り以外でもいろいろな出来事やハプニングが重なって

ドタバタ続きの一ヶ月だった。



で、本題に。

今回は落とし込み釣り開幕戦の予定であったが

落とし込みで出船している船はほとんどおらず情報は皆無。


釣れている魚を狙いましょうかということで

沖のパヤオでカツオ・キハダ狙い。


出船できれば はずれなく釣れているそうだが

厄介者もかなり増えてきているそうな。

昨日もキハダは3匹とも頭だけになって揚がってきたって。


すでに12〜13隻が臨戦態勢。



本日のメンバーは私以外この釣りをやったことのない方がほとんどなので

釣り方をレクチャー


オキアミフカセ釣りで一番大切なことは

エサを針にキッチリまっすぐになるようにつけること。



大きめのオキアミのしっぽを外し

針の結び目が隠れるようにつける。

抱き合わせにしたり丸く付けたりしても釣れないことはないが

マキエは1匹ずつバラバラになって漂うので

まっすぐ1匹付けがベストだろう。


それともう一つ重要なことは

マキエの帯に仕掛けを潜り込ますために

マキエが沈んでいく角度にあわせて

ラインにテンションをかけながら やや張り気味に流すこと。

これは体感しながら覚えてもらうしかない。


最初の流しから 海亀氏にキハダがヒット



時間をかけてあげて来たのに

リーダーが入る直前でシャークアタック


私はカツオを掛けたものの

これまた船べりでシャークアタック(゜o゜)

ハリス切っていってもええから

カツオ横取りしていってもいいから

フッキングしてしまいファイトしないといけない状況になるのだけは勘弁してほしい。

200〜300sほどあろうかという巨体でぐいぐい引っ張られ

ロッドかミシミシ リールがゴリゴリ

そしてPE高切れ(>_<)


ブイの近くはサメだらけのようで

最初の流しから太平洋の洗礼を受けてしまった。


奴らは船のまわりをぐるぐる回っており

姿が見えだす海面下10mほどでアタックしてくる。


カツオの食いも悪いようで

すぐ目の前でバシャバシャナブラが湧いているのに

なかなかエサに食い付かない。


エサをくわえてもすぐ離したり

針ハズレ連発で



結局前半戦で釣れたのは カツオ1匹のみ。


ブイの下にはベイトとなる小魚が

そのまわりをカツオがぐるぐる回っていて

キハダはさらにその外側を回っているそうな。


ブイに近づけば近づくほどカツオが釣れる確率は上がりそうだが

サメもブイに近づけば近づくほど多くなる。


船頭さんは食いの悪いカツオを狙わず

ブイから離れたところを回遊している野良キハダ?を狙うような流し。


まあ小さいカツオ10本釣るよりは

キハダ1本でも釣れる方がいいですから。


キハダは日によって釣れるサイズがバラバラで

カツオと同じくらいのビンタばかりの日もあるようだが

今日のキハダはヒットすれば20キロ前後と

まあまあのサイズ



船頭さんがとどめのモリを撃つ。


キハダがヒットしたら急いで揚げず

水深100〜50mで泳がせながら

船が流されてブイから離れたところまでいってから揚げれば

サメの被害を減らすことができるようだ。

今回運よく獲れた3本は全てその作戦で獲ったもの。

ブイから500m以上離れたらシャークアタックはほぼなくなった。


私にもキハダのアタリがあって

一気にジャーっとラインを引き出されたが

ドラグがきつめだったせいか12号のリーダーがブレイク。

船頭さんがカツオではなくキハダを意識した流しをしていたというのに

私のミスだ。



気を取り直して



スプールに指をあてながらテンションをかけつつ

カツオ狙いなら30mほど流したら仕掛けを回収して流し直しなのだが

キハダはカツオの群れの外側に単独でいることが多いようなので

40m  50m  60m …と流していくと

シュルシュルシュル〜とラインが走り出し

ベールを起こすと

ジャーーーーーーーーーーと心地よいドラグサウンド

ファーストランで100mほどラインを引き出された。

走りが止まったところでじわじわと引き寄せにかかる。


パヤオに近いので浮かせたときにサメに横取りされないか心配だ。

マグロ類は大きく円を描くように泳ぐので

引っ張られているときは無理してリールのハンドルを巻かず

こちらに向いて泳いでいるときに一気に巻いて間合いを詰める。


ファイトしているのは私一人なので

本来ならば魚の進む方へ船を動かして

ラインが立つようにしてくれるのだが

その方向とはサメの魚影の濃いブイの方なので船で追いかけてもらえず

自分の力で巻き取るしかない。


ラインがほぼ真横になり 残り30mになったところで

海面を割ってキハダの黄色いヒレが見えた。

なんとそのすぐ後ろにグレーの三角のヒレが迫ってるではないか

そして 次の瞬間 ガブリ!

マンガのような展開でしっぽ側1/3は噛みちぎられ

遊泳力のなくなったキハダを全力で回収。



カツオなら一口で丸呑みだけど

さすがにキハダは丸呑みにできなかったようだ。

何とか一本獲れたのでほっと一安心なのだが

サメに食われたのでうれしさも半減。


まあこれも自然相手の釣りですから。


雨風予報で心配されていた天気も何とか1日もちこたえてくれた。

釣りが終わった瞬間 土砂降りに。



1日を通してキハダのアタリは船中14〜15回あったようだが

ラインブレイク・フックアウト・シャークアタックなどで

獲れたのは1/3程度

源洋丸もキハダヒット多数あったようだが

全部サメに持っていかれたそうな。


完全体3本に かじられたのが2本。

カツオは1人3〜6匹



今日はサメに弄ばれてしまった。

カツオ&キハダはいつまで居てくれるか分からないし

今後ますますシャークアタックは増えそうだが

瀬戸内では味わえないスリリングな釣り

もう少しいけそうかな。



本日の釣果 カツオ 4匹 キハダマグロ2/3本